...仰向けに倒れて力抜けがした全身をぐッたり...
岩野泡鳴 「耽溺」
...ぐったりと力抜けしていた...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...俺は何だか力抜けがしたような気持を覚えた...
豊島与志雄 「神棚」
...もはや全く力抜けがしていました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...米友は力抜けがしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかな米友といえども力抜けがして...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角がかえって力抜けがしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ばかばかしさに力抜けがしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...力抜けの体(てい)でございました...
中里介山 「大菩薩峠」
...力抜けのするほど案外のことでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いささか力抜けがしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は力抜けしたやうな模様であつたが...
中村地平 「悪夢」
...さも無ければ落脱(がっかり)力抜けがする...
二葉亭四迷 「浮雲」
...馬を睨(にら)むものの眼毒を種々走り廻る猿の方へ転じて力抜けせしめる企(たくら)みだったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...力抜けがして煩(わずら)った...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...」「ゆうべなんだか力抜けがしたようだから行って見て貰(もら)おうか知らと云(い)ったでしょう...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??