...金剛と妙高とを、南シナ海で喪った帝国海軍も、これで戦前と同率海軍力(どうりつかいぐんりょく)を保てたというわけじゃ」「伊号一〇一は、爆雷にやられて、海底にもぐりこんだそうですが、特務機関の報告によると、海面に湧出(ゆうしゅつ)した重油の量が、ちと少なすぎるという話ですな」「ほほう、そうかの」将軍は初耳らしく、その参謀の方に顔を向けた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...……とにかく大江山君もウララ夫人の剛情(ごうじょう)なのには参ったといって滾(こぼ)しているよ」「どうも僕には...
海野十三 「人造人間事件」
...婆さんは長い剛(こわ)い髭(ひげ)を生やしていて...
太宰治 「ろまん燈籠」
...寛一郎はもとより剛胆な男であるから...
田中貢太郎 「掠奪した短刀」
...それに言葉だけ聞くと親父も母親も如何(いか)さま剛情の意地悪者らしいが...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
... 410かくして遂にかの王者自ら先にアカイアの至剛の者を侮りし身の過を悟り得む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その剛勇の手に驅られ水師になだれ落つべしと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わしの剛慾(ごうよく)がこんな罪をつくったので...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...君の気に入りそうな話だぜ」「質朴剛健でたのもしい気風だ」「まだたのもしい事がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しかし俺はあくまでも剛である...
新渡戸稲造 「自警録」
...――あの女は浮氣で剛情で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが一寸(すん)何円てしようっていうのだから剛勢じゃありませんか...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...汝は剛の者でわれを怖れぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...孫権の大将凌操(りょうそう)という剛勇な将軍が...
吉川英治 「三国志」
...――金剛山を水源(みなもと)とする...
吉川英治 「私本太平記」
...ここで大金剛一帯の守備と寄手の配置とを見ておくのは...
吉川英治 「私本太平記」
...金剛山の寄手にある諸大将は...
吉川英治 「私本太平記」
...よほどな剛気と勇猛の士でなければ...
吉川英治 「新書太閤記」
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