...箱の上の木製の煙出しに入っている、焼串のような棒は、頭髪を一時的一定の形に置くものであり、煙出しの端からぶら下っている真鍮の曲った一片は、顔を剃る時、こまかい毛を入れるもので、床屋はこの端に剃刀をこすりつける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...友人の剃刀(かみそり)を持ってきて夜半ひそかに幾度となく胸にあててみた……ような日が二月も三月も続いた...
石川啄木 「弓町より」
...口に髮剃りを喰はへ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...眉を青々と剃りおとした女の眼は...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...軍医は安全剃刀で剃りあげたばかしの綺麗な頤(おとがひ)を撫でまはしながら...
薄田泣菫 「茶話」
...鏡台から剃刀(かみそり)を取り出して...
徳田秋声 「爛」
...剃刀(そり)の磨(と)ぐのでもありませんか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「拙者一人だけは――」ヒヤリと剃刀(かみそり)で撫でたような言葉...
中里介山 「大菩薩峠」
...船上で髭(ひげ)を剃(そ)っているとき...
中島敦 「光と風と夢」
...剃りたての青い頭で...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...鎌鼬(かまいたち)にしておこう」「鎌鼬は剃刀を使いません」「それでは自害か――自害に下手人のあるはずはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...髭(ひげ)でも剃(あた)つて來い」平次はもう何も彼も忘れてしまつた長閑(のどか)な顏でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眉を剃った跡が真珠を塗ったように濃いのも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泣いちやわからねえ」「隱し持つて居たらしい剃刀(かみそり)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はもう」お靜は剃刀を箱の中に入れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次郎も剃刀を離して...
吉川英治 「江戸三国志」
...剃刀(かみそり)の折れを指に挟(はさ)んで働くとは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「……もしや、この武蔵というお方は、美作(みまさか)の吉野郷(よしのごう)の人ではないかえ」「そうだよ、おらは播州、お師匠さんは宮本村、隣り国なんだ」「――そして、背の高い、男らしい、そうそう髪はいつも月代(さかやき)を剃らないでしょう」「よく知ッてるなあ」「子どものとき、頭(つむり)に、疔(ちょう)という腫物(はれもの)をわずらったことがあって、月代を剃ると、その痕(あと)が醜いから、髪を生(は)やしておくのだと、いつか私に話したことを思い出したの」「いつかって、何日(いつ)?」「もう、五年も前...
吉川英治 「宮本武蔵」
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