...判然とはその何れにも従わせることの出来ない幾多の心的活動を発見するだろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...より判然とした原因があるかと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...あまり判然としないのが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...今日ヨーロッパ及び極東を通じて判然として来た事情である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それが判然と実現出来れば...
中原中也 「近時詩壇寸感」
...判然と示証することは出来ないけれども...
中原中也 「新短歌に就いて」
...そしてこの時は両者の境界が判然とつくのである...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...帝王と云う観念が急に判然とします...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...――判然とは今言いにくいが――まあつまり...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...今も判然と思い出す...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...何うすることも出來ない事だけが判然と解つた位のものです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相互の旗色を判然とすることができたからだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...判然と分けて使用していた...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...扨自分は如何なる人間なるやといふにおのれのことを判然といひがたけれども...
正岡子規 「読書弁」
...贈りぬしを判然と区別することができた...
山本周五郎 「青べか物語」
...ざまあみやがれ」それからの経過は判然としない...
山本周五郎 「七日七夜」
...判然とはしないが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...漸次判然と云ひ來つて...
若山牧水 「姉妹」
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