...お得意に桶の切れ端を取り出して...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...半紙の切れ端に包んだ小さなものを取り出した...
有島武郎 「骨」
...馬の餌にするような芋の切れ端しや...
寺田寅彦 「嵐」
...「また浮浪漢(ごろつき)がきた!」「何の切れ端を持ってるんだい? おやピストル!」「何だって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...握り太の棒や二寸角ほどのかなり頑丈な角材の切れ端ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つまらないいたずらをしたものだな」一度はポイと捨てようと思ったパラフィン紙の切れ端を何んの気もなくひろげて見ると...
野村胡堂 「眠り人形」
...日に焼けて黄色くなったホンダワラの切れ端と...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...第十章 絹の切れ端ジョン・レスブリッジはボタン穴の花をすっかり忘れていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ターバンかハンカチの切れ端だと思われる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...さあ」アニーがポケットから蝋燭の切れ端を取り出し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...丘の切れ端に来て月見草の間に胡坐をした...
牧野信一 「雪景色」
...パーヴェル・パヴロヴィッチが役所から持って来た製図の切れ端であった...
「赤い貨車」
...中から琴の爪筥(つめばこ)と「青眼鏡の賊」の記事を載せた新聞の切れ端(はし)が出て来た...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...茨の冠の本物の切れ端が封じ込んであるんだそうだよ...
横光利一 「旅愁」
...いいつけられた煙草入れと一緒に巻紙の切れ端を持って...
吉川英治 「江戸三国志」
...切れ端のような古具足とが...
吉川英治 「新書太閤記」
...夢の切れ端みたいな同じ夢を何遍もみた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...くッ! ……」言葉にならない言葉の切れ端を歯の根から力み出したりして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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