例文・使い方一覧でみる「切り出す」の意味

...原稿の談話（はなし）を切り出すと... 原稿の談話を切り出すとの読み方
薄田泣菫「茶話」

...「おい今晩寄席に行かないか」と春三郎の方から切り出すと... 「おい今晩寄席に行かないか」と春三郎の方から切り出すとの読み方
高濱虚子「續俳諧師」

...どうか今四五日御猶豫を願へますまいか」と思ひ切つて切り出す... どうか今四五日御猶豫を願へますまいか」と思ひ切つて切り出すの読み方
高濱虚子「俳諧師」

...彼女に単刀直入に話を切り出す術（すべ）もなかった... 彼女に単刀直入に話を切り出す術もなかったの読み方
辰野隆「感傷主義」

...お願いがあるんだけれど」と切り出すと... お願いがあるんだけれど」と切り出すとの読み方
田中英光「オリンポスの果実」

...と云うような風に切り出すので... と云うような風に切り出すのでの読み方
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

...」と話を切り出す... 」と話を切り出すの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「唇のねじれた男」

...と正面から切り出すと... と正面から切り出すとの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...そのお喋りを切り出す隙がありません... そのお喋りを切り出す隙がありませんの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...四角の棒を切り出す... 四角の棒を切り出すの読み方
中谷宇吉郎「アラスカの氷河」

...山から切り出すのに幾日（いくか）とかかかって... 山から切り出すのに幾日とかかかっての読み方
夏目漱石「三四郎」

...切り出すのが順当であった... 切り出すのが順当であったの読み方
夏目漱石「それから」

...何を切り出すことも出来ません... 何を切り出すことも出来ませんの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...エステル夫人は、感情を無理におさえつけているような声で、「いったい、どうしたの？」と、切り出す...
久生十蘭「キャラコさん」

...絶対的な確信をもって自分の札を切り出すのである... 絶対的な確信をもって自分の札を切り出すのであるの読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「モルグ街の殺人事件」

...助（す）けて上げるとも！　安心おし」恐る恐るスケ一件を切り出すと案ずるより生むが易し... 助けて上げるとも！　安心おし」恐る恐るスケ一件を切り出すと案ずるより生むが易しの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...又それを山田の主人に切り出す折もなくて居た... 又それを山田の主人に切り出す折もなくて居たの読み方
宮本百合子「お久美さんと其の周囲」

...ここまで切り出すのに骨が折れたわ... ここまで切り出すのに骨が折れたわの読み方
室生犀星「神のない子」

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