...娘が不意に気分が悪いと言ひ出したので...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...それほど気分が悪いのならジンかコニャックでも引っ掛けて...
橘外男 「葛根湯」
...「……」妻はまるで自分が悪いことでもしでかしたかのように...
橘外男 「蒲団」
...「御気分が悪いんですか」私がそういいながら支えようとした途端に...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...気分が悪い云うてたのんに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...飲まずにはゐられない気分が悪いやうに...
種田山頭火 「行乞記」
...十二月十六日――十九日気分が悪い...
種田山頭火 「其中日記」
...自分が悪いので――百城様に...
直木三十五 「南国太平記」
...まだまだ自分が悪い...
中里介山 「大菩薩峠」
...与八には人を怨(うら)むという考えがなくて、一も自分が悪い、二も自分が悪いで通って行くのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...多くの観客が頭が重くなったり気分が悪いといったりしたそうである...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...私が食事の時気分が悪いといったのを気にして...
夏目漱石 「こころ」
...遠慮なくおでこを打つので気分が悪い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...別にどうも致しませんが何だか気分が悪くって」中川「何で気分が悪い」お登和嬢「イエモー大概癒(なお)りました」と強(し)いて元気を装(よそお)いて兄の懸念を消さしめんとす...
村井弦斎 「食道楽」
...法皇がお聞きになっても自分が悪いことにばかりなるであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気分が悪いということにして大姫君はずっと床を離れずにいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ちょっと気分が悪いからと云って...
山本周五郎 「いさましい話」
...自分が悪いと気がついたなら何よりの話...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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