...中洲の月村へ出向くのさ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...あるいは松のうちの古い知り合いとの約束をはたすために最も深い雪のなかを八マイルも十マイルも出向くことがよくあったのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...自分も柏木のお和佐の家まで出向くような場合があろう...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...またフランスへ出向く予定でしたので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...この春に京都から越前(えちぜん)まで廻って秋はまた信濃(しなの)の方へ出向くなどの計画もあった...
徳田秋声 「足迹」
...××大将は戦地へ出向く連中から...
徳田秋声 「躯」
...わざわざ地方へ出向くことは見当違いかも知れないのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...平岡の家へ出向く気は始めから無かった...
夏目漱石 「それから」
...順一は手ぶらで五日市町の方へ出向くことはなく...
原民喜 「壊滅の序曲」
...自身吉宗が出向くであろうと」言わず語らず...
吉川英治 「江戸三国志」
...岐阜(ぎふ)へ出向くことになりました」「岐阜へ...
吉川英治 「黒田如水」
...これから京都の政治所へ出向くのでと...
吉川英治 「新書太閤記」
...彦右衛門が槙島へ出向くに際して...
吉川英治 「新書太閤記」
...「明日大津へ出向くぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...近日そちらへ出向くつもりでいるのだが」「先生...
吉川英治 「新・水滸伝」
...急命を帯びて出向く者でござる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わしの方から出向くすじはないわ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これから京都へ出向く旅のつれづれに...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??