...彼は出世間の人物で、多くの人に頭が上がりません...
...彼女は出世間には全く縁がない生活を送っている...
...あの会社は出世間の厳しい競争があると聞いています...
...彼は出世間を求めすぎたため、自分が大切にしてきたものを失ってしまった...
...出世間でのスキルアップの方法を教えてください...
...およそ出世間的に超然として...
泉鏡花 「悪獣篇」
...ひとり隠遁の志の深い出世間者である...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...出世間的なる宗教すらも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...出世間のことを二つに分けて申してみました」さあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...出世間とは何だと...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十世紀にこの出世間的の詩味は大切である...
夏目漱石 「草枕」
...今思うとその時分の方がよほど出世間的(しゅっせけんてき)である...
夏目漱石 「草枕」
...死ぬ事を苦にせんものは幸福さ」と独仙君は超然として出世間的(しゅっせけんてき)である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この故に宗教は出世間的と考えられる...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...出世間(しゅっせけん)の欲もださず...
久生十蘭 「無月物語」
...出世間人が出世間人であること...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...かかる無常の体験が釈迦の出世間の動機であった...
三木清 「親鸞」
...出世間の法は「信心為本」である...
三木清 「親鸞」
...それが出世間の法として行ない易いことを意味するのみではなく...
三木清 「親鸞」
...世間出世間の善道を説きて...
三木清 「親鸞」
...阿闍梨のあまりな出世間ぶりを姫君たちは恨めしく憎くさえ思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今までの出世間法に世間法を加へたり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...出世間で、しかも世間で、色気のある壻様には困る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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