...急いで出かけるとしよう...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...どうも腹が空つてくると飲みたくなる、空腹へギユツとひつかける気持は酒好きの貧乏しか知らない、そこでまだ早いけれど夕飯にして、また出かける、どこへでも行きあたりばつたりに行くのである、いはゞ漫談に対する漫歩だ...
種田山頭火 「其中日記」
...今日自家の祭酒に酔うた仁左衛門さんが、明日は隣字の芝居で、透綾(すきや)の羽織でも引被(ひっか)け、寸志の紙包(かみづつみ)を懐中して、芝居へ出かける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...天秤棒の下にはさむで出かける...
徳冨盧花 「水汲み」
...拙者が様子を見て来よう」村本伊兵衛というのが出かける...
中里介山 「大菩薩峠」
...毎日浅草へ出かけるのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの旅に出かける前の快活な身のこなしが...
原民喜 「美しき死の岸に」
...私はシャンゼリゼに出かける...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...稀(たま)に出かけることがあつても...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...十時起き、花井が来り、道子も共に、出かける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時に出かけると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昨日の会へ出かける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...母上も共に出かける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時半、高槻来り、出かける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「斯んな月夜の晩に君と肩を組んで出かけるのならば...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...(一九二九年から「ラップ」の作家が多勢文学ウダールニクをつくって農村へ出かけるようになった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...「大阪と京都へもわざわざ旅費をつかって出かけるんですよ...
室生犀星 「幻影の都市」
...あたかも風を呼んだ孫悟空が急な用達(ようたし)にでも出かける時のように...
吉川英治 「江戸三国志」
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