...凋(しお)れた容色の厭らしさが...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...近世のブルジョア社會の中にその生活條件を萎微凋落させられた者は...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...結局は落語の凋落をいかに早めたかを省るがいい...
武田麟太郎 「落語家たち」
...日間(ひるま)は草木も人もぐったりと凋(しお)るゝ程の暑さ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そっと凋(しぼ)まない花を花環に編んで...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...花が開いても凋落の尋で來ることを思うて之を見るに忍びません...
長塚節 「教師」
...凋落せざるを得ないというのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ゆき子の肉体は何となく凋落(てうらく)のきざしをみせてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...凋(しほ)れかへる甚之助(じんのすけ)が人目(ひとめ)に遠慮(ゑんりよ)なきを浦(うら)やみて...
樋口一葉 「曉月夜」
...新鮮な花の凋(しぼ)んでゆくことなどがどうして認められるであろう...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...あれらの花が凋まぬ間にあの壺をあけて...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...寄るかと見えて」いつも空しく仇花と凋(しぼ)んでいってしまうことが仕方がなかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...一面から凋(しお)れている児太郎にたいする日頃の鬱憤(うっぷん)がいくらかずつ晴れてゆくのを快よく感じた...
室生犀星 「お小姓児太郎」
......
夢野久作 「猟奇歌」
...庭の桜の花が少し凋れて見えた...
横光利一 「父」
...まだ凋(しお)れぬ太藺(ふとい)の花が...
横光利一 「日輪」
...掛けたあの人の銀短冊の箔(はく)の黒くなつたのが自身の上に来た凋落と同じ悲しいものと思つて鏡子は眺めて居た...
與謝野晶子 「帰つてから」
...藤原氏の凋落期(ちょうらくき)を境として...
吉川英治 「新書太閤記」
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