...山吹橋巴ヶ渕、清冽閑寂...
種田山頭火 「旅日記」
...足を清冽(せいれつ)な水に洗われ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...清冽(せいれつ)な水を眺めながら(うめえことをいうわい)と...
直木三十五 「南国太平記」
...オペラは欧洲の本土に在っては風雪最(もっとも)凛冽(りんれつ)なる冬季にのみ興行せられるのが例である...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...……清冽(せいれつ)な河川をいくつか乗越え...
原民喜 「壊滅の序曲」
...仰げば身も冽(しま)るほどである...
広津柳浪 「今戸心中」
...水、清冽に過ぎて、渇いた旅人でも掬うこともできぬかのよう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...清冽な水流がある...
北條民雄 「道化芝居」
...ところどころ解し得た詩句からは何ともいへず清冽な光線が發せられてきて...
堀辰雄 「「鎭魂曲」」
...こめかみがうずくような清冽(せいれつ)なものに打たれ...
本庄陸男 「石狩川」
...裏には清冽(せいれつ)な泉が湧いております」そう云って...
本庄陸男 「石狩川」
...清冽な流れに沿っており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...清冽(せいれつ)掬(きく)すべき冷泉(れいせん)のある...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...この人ぐらい清冽な良心をもった人はちょっとないと思われるくらいだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...玄宗皇帝や楊貴妃の冥福を祈りつつ一生を終ろうという清冽(せいれつ)晶玉(しょうぎょく)の如き決心を固めた……と告白しているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その清冽(せいれつ)は十五間(けん)ほどの幅(はば)がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...清冽(せいれつ)な水がながれている...
吉川英治 「新書太閤記」
...山に囲まれた美しい谷にあって清冽な水が庭を流れている...
和辻哲郎 「鎖国」
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