...今の佛詩壇に冠たる詩なり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...英国においてはエリザベス女王のもとにその今や世界に冠たる製造業を起しました...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...これは世界に冠たるものである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...世界に冠たる富をもっている英国もなお且つ財政の困難に遭遇して...
大隈重信 「平和事業の将来」
...ただに北海道の十国島に冠たるのみならず...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...東京に冠たるを以て...
大町桂月 「夜の高尾山」
...世界に冠たる無比の国体...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...而もこれこそが「存在」の世界に冠たる優れた概念でなければならないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...江戸城の濠(ほり)はけだし水の美の冠たるもの...
永井荷風 「日和下駄」
...その富西国に冠たる有様であったことは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...文明民族の冠たる祖国の旗の下...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...そもそも世界に冠たるローマ帝国至高の官・執政の位にありながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...陸中は漆器の国として再び日本に冠たることが出来るであろう...
柳宗悦 「陸中雑記」
...公明聡慧一世に冠たる鼻を仰いでその徳を讃美しました...
夢野久作 「鼻の表現」
...しかも武芸は三軍に冠たるものがある...
吉川英治 「三国志」
...道路だけは東洋に冠たるものにしたではないですか」とある...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この奴隷状態は不運なる極地においては今なお続いている――この大氷期は伝説のロマール及びハイパーボリアといった他の世界に冠たる地の息の根を止めたのである...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...……風光の明媚をもって世界に冠たる仏蘭西の南海岸ニイスの旅館の一室にクラリス・メルジイは不安らしい顔をして旅の疲れを長椅子に横たえていた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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