...尾羽根(おばね)や鶏冠(とさか)をすり合せながら...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...何度も鉄冠子に御時宜(おじぎ)をしました...
芥川龍之介 「杜子春」
...この冠を頭に受けたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...貧は諸道の妨なりといふ俚諺は若冠の頃より係累多く絶えず窮鬼と戦ひつゝありし余の痛切に体験したる所にして...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...そしてその冠のうえについている目盛盤をうごかした...
海野十三 「怪星ガン」
...その景色に冠するに四季の循環という事を以(もっ)てせねば意をつくさないのであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...小谷には紙ながら衣冠束帯がよく似合つてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...馬尾の冠毛戴ける堅甲つかみ彼を曳きアカイア陣に引き返す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...フランス文芸の名誉たりフランスの王冠たる詩人らについては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...幸吉でないとすると――」「やっぱり冠兵衛の幽霊?」「馬鹿な事を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...情け深くて古渡りの俳諧(へえけえ)の一つも捻(ひね)つてみようといふ――」「古渡りの俳諧といふ奴があるかい」「近頃流行(はやり)の冠附(かむりづ)けや沓附(くつづ)けぢやないから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...豆絞りの手拭を冠つたこの男の顏を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そうなれば地域の半分は冠水し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...誰もそんな病名を患者の上に冠せもしなかつた...
牧野信一 「剥製」
...垂れ冠って御座る...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...吾輩は空気抜の附いた流行色の古山高帽を冠(かぶ)り直した...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...それは細川家が豊前(ぶぜん)小倉の領地から熊本へ移封された時のこと――その入城式に、忠利は熊本城の大手の正門で駕籠を下り、衣冠着用のまま、新莚(あらむしろ)に坐って、今日から城主として坐る熊本城へ向って手をついて礼拝したそうである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...囚人などの冠る様な編笠をかぶり...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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