...娘は籠の内なる丸の有らん限を我頭に擲(な)げ付け...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...三人とも不知案内なる窮谷の底...
大町桂月 「足柄の山水」
...かくして人間は彼の内なる動物のために働くばかりでなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...内なる私はなか/\破れない...
種田山頭火 「其中日記」
...僕知る所葉山左内なる者...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...やがて生は逆に内なるものを外なるものとして表現せざるを得ない...
戸坂潤 「辞典」
...内なる「自然の技巧」を通って...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...なぜならそこで選手達は動坐標的に内なる敵...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...彼の内なる敗徳(はいとく)の人間が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この内なるものに向けられた自然的光が眞なる認識の作用であると考へたのである...
三木清 「認識論」
...外なるものが内なるものの表現であるがためである...
三木清 「歴史哲學」
...(b)内なるわたしの意志の注意と心づかいとを少しでも軽くできるというのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...内なる実在の提示である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...内なる龍顔をふとあらわにしたりした...
吉川英治 「私本太平記」
...その「内なる美」...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...装飾は内なる美の直接の表現である...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...君は自然主義の作家の製作には「内なる美がない」という...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...あるいは内なる美が存在することを...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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