...聖セバスチヤノ寺の内なる穹窿の墓穴よりの入口と...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...門の内なる小き園には五色の紙燈を弔(つ)り...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その胸の内なる痍(きず)は早くも愈(い)えて跡なきに至りしものなるべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...くらやみ路のたづきや内なる火照(ほてり)にぬくめられて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...内なる私はなか/\破れない...
種田山頭火 「其中日記」
...ホームズの内なる興奮が見て取るようにわかる...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...大東亜に新たな文化が要望せられるとすれば――更に、少しく局限して、新たな文芸が要望せられるとすれば、その建設をつきあげてくるところの、内なる力、中なる精神を、どこに探り求めるべきであろうか...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...常にこの「内なる自然の技巧」すなわち筋肉操作の洗練性への深い信頼があらねばならない...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...内なる水入らずの二人も...
中里介山 「大菩薩峠」
...全国を通じての肉弾の貴重すべき犠牲は外で戦われて居るから内なる人の日本人の実感にこたえる事が甚だすくないのではないか...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...氏の内なる美しい幻想を――奇怪な心象風景を――写し出すことは出来ないのである...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...内なるもの乃至隱れたるものを表はし出すといふこと...
波多野精一 「時と永遠」
...解釋學は外なるものを通じて内なるものを理解しようとする...
三木清 「歴史哲學」
...内なる歴史がその経験において独特であるに従って...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...ただ朝鮮の内なる心を経由してのみあり得る美である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...内なる朝鮮に入り得ない限り...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「――内なる尼前のおん母子(ぼし)へ物申しまする...
吉川英治 「私本太平記」
...岸田君が内なる美の直接に現わされたものを装飾とし...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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