例文・使い方一覧でみる「兼」の意味


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...張り詰めたる胸の動悸今猶静めね候...   張り詰めたる胸の動悸今猶静め兼ね候の読み方
石川啄木 「渋民村より」

...随分飜然(ひらり)と露(あらわ)れねない...   随分飜然と露れ兼ねないの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...そして予定通り昼夜行で遊び暮しながら僕はリヨンからのたよりを待っていた...   そして予定通り昼夜兼行で遊び暮しながら僕はリヨンからのたよりを待っていたの読み方
大杉栄 「日本脱出記」

...それから気ね苦労で育て上げられる...   それから気兼ね苦労で育て上げられるの読み方
高神覚昇 「般若心経講義」

...それからまた同じ囚人の渋河刑部六郎守といふ人が...   それからまた同じ囚人の渋河刑部六郎兼守といふ人がの読み方
太宰治 「右大臣実朝」

...見ねて幾が叱りつけ居間へ蒔を追ひやるやうにするのだつたが...   見兼ねて幾が叱りつけ居間へ蒔を追ひやるやうにするのだつたがの読み方
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」

...御用向きは何でございましょう」お松は堪(たま)りねて催促してみました...   御用向きは何でございましょう」お松は堪り兼ねて催促してみましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...堪(こら)えねて...   堪え兼ねての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「はい」「先生が、わざわざ田辺からおいで下さいまして、もうすっかり、こっちのものだと太鼓判をお捺(お)しになりましたから、御安心なさいませよ」「はい」「そうしてね、お雪様、ここは閑静で、いつまで保養をなさっていてもかまいませんが、何を言うにも宿屋のことですから、行届きねます、あなた様は、大阪へ帰りたい帰りたいとおっしゃいますが、いっそ、暫くこの先生のお宅に御厄介になって、それから充分おたっしゃになってから、大阪の方へお帰りになるようになさってはどうですか」「はい」何を言っても、はいはいと逆らわない...   「はい」「先生が、わざわざ田辺からおいで下さいまして、もうすっかり、こっちのものだと太鼓判をお捺しになりましたから、御安心なさいませよ」「はい」「そうしてね、お雪様、ここは閑静で、いつまで保養をなさっていてもかまいませんが、何を言うにも宿屋のことですから、行届き兼ねます、あなた様は、大阪へ帰りたい帰りたいとおっしゃいますが、いっそ、暫くこの先生のお宅に御厄介になって、それから充分おたっしゃになってから、大阪の方へお帰りになるようになさってはどうですか」「はい」何を言っても、はいはいと逆らわないの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...おさんが十口(とくち)物をいう間に嫂は一口(ひとくち)しかしゃべれなかった...   お兼さんが十口物をいう間に嫂は一口しかしゃべれなかったの読み方
夏目漱石 「行人」

...袷(あわせ)一枚ではとても凌(しの)ぎねるほどの山の中だ...   袷一枚ではとても凌ぎ兼ねるほどの山の中だの読み方
夏目漱石 「坑夫」

...店中の若い者が遠慮も気も忘れて...   店中の若い者が遠慮も気兼も忘れての読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...平次はもとより察しねたわけではありません...   平次はもとより察し兼ねたわけではありませんの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...無礼があってはなるまい」平次は見ねて八五郎の肩を叩きました...   無礼があってはなるまい」平次は見兼ねて八五郎の肩を叩きましたの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...呑込みねる樣子です...   呑込み兼ねる樣子ですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...のろのろと這い出しねないぬらぬらと細く...   のろのろと這い出し兼ねないぬらぬらと細くの読み方
室生犀星 「香爐を盗む」

...好は片恋ゆえに...   兼好は片恋ゆえにの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...立てないのか」良正、良、はじめ、人々はようやく、あたりの杯盤の粉々になっているのや、仆れている壁代(かべしろ)などに気がついて――自分の鼻血を袖で拭いたりした...   立てないのか」良正、良兼、はじめ、人々はようやく、あたりの杯盤の粉々になっているのや、仆れている壁代などに気がついて――自分の鼻血を袖で拭いたりしたの読み方
吉川英治 「平の将門」

「兼」の読みかた

「兼」の書き方・書き順

いろんなフォントで「兼」

「兼」の英語の意味

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ランダム例文:
堂上   足の指の先   Mg  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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