...蟹のために気を吐いたのは酒豪(しゅごう)兼詩人の某代議士である...
芥川龍之介 「猿蟹合戦」
...いしけした、よう、がほうよせつける、とまりかねし、かね、どのよいしへつは、このでかなへつは、このでいしけ、より、なおちへなだら、より、なおちへくすぬきは、このでやまと、ふね、このでやまと、たび、のぼてやしろ、たび、のぼてかはら、かいに、のぼててもち、かいに、のぼておもいぐわのためすわりがねが、ためす〔十―二八〕その意味は「伊敷下は豊年を招く港ぞ、兼次の貴き君よ、君がいさほにて、石槌を造り、金槌を造りて、伊敷を修理し、ナタラを築港しぬ、かくて楠船(くすぶね)を造り、大和船を造りて、大和の旅に上り、山城の旅に上りぬ、瓦を買はんとて、品物を買はんとて、愛児のためにこそ、わりがねがためにこそ」ということである...
伊波普猷 「土塊石片録」
...この橋より鹽の湯までの新道を『お兼道』と稱す...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...粥は浮かれ気分の有利さと哲学が要求する頭の良さとを兼ねそなえるものであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...」と兼子はまた云った...
豊島与志雄 「子を奪う」
...「御免下さいまし、ほんとうに済みません」「いや、いいですよ、ごゆっくりお休みなさいまし」「存じませんものですから……」女は飛び起きて、なりふりを直しにかかると、兵馬は、「みんな、大へん心配したそうですよ」「ああ、わたしとしたことが……つい酔ったものですから、あなた様にも、どんな失礼をしたかわかりません」「不意にここへ君が来たものだから、多分、部屋違いだろうと思って、帰るように忠告したのだが、君がきかない」「ああ、悪うございました」「君がきかないでいるうちに、ここへ、この畳の上へ寝込んでしまうから、見兼ねて、拙者が起しに来ると、早くも拙者の寝床を奪って、君が寝てしまった」「済みません、済みません」「その時、無理にでも起せば起すのだったが、それほど眠いものをと気の毒に存じ、そのままにして、君をそこへ寝かしておいて、拙者はここへゴロ寝をしてしまったよ」「ま、何という失礼なことでしょう、これというのもお酒のせいです、もう、わたし、これからお酒をやめます、一滴もいただきませんから、どうぞ御勘弁下さいまし」「酒は、やめた方がいいな……」「のちほど、またお礼に出ますから……」と、なりふりを直した女は、蒼(あお)くなって恐れ入ったり、恥入ったり、ほとんど前後も忘れて、駈け出そうとするから、「まあ、お待ちなさい」兵馬は脚絆(きゃはん)を結びながら、呼び留める...
中里介山 「大菩薩峠」
...騒ぎ兼ねまじき話であったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お雪ちゃんはあしらい兼ねました...
中里介山 「大菩薩峠」
...萬物に活力を與へて強く照らす日の光に堪へ兼ねるものゝ如く麥の穗は焦げたやうに黄變しつゝ行くのである...
長塚節 「おふさ」
...幼稚園は兼六公園の傍の北陸幼稚園であつた...
中原中也 「金沢の思ひ出」
...土と別れる私の歎きを見兼ねて吉原に身を沈めましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たまり兼ねた樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一条兼良(いちじょうかねら)公の『秋の寝覚(ねざめ)』下にも「猪と申す獣は猛なる上に...
南方熊楠 「十二支考」
...いややはりその儘にしておくんだと自分でもわかり兼ねるやうに...
室生犀星 「笛と太鼓」
...その中で紫玉一人は兼て花山の所為(しょい)を悪(にく)んでいたので...
森鴎外 「細木香以」
...「工場が忙しいのかい?」「うん……兼(かね)坊はどうしたい...
矢田津世子 「反逆」
...すなわち酒巻靱負之助は総奉行に軍監を兼ねる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...羽鳥ノ柵へ、その首を貰いに来て、良兼の前で、首を抱いて慟哭(どうこく)した...
吉川英治 「平の将門」
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