...同十月二十四日任右兵衛佐...
太宰治 「右大臣実朝」
...「兵衛佐平定文(ひやうゑのすけたひらのさだぶみ)と云ふ人ありけり...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...治承(ちしょう)の昔文覚上人(もんがくしょうにん)が何処の馬の骨だか分らないされこうべを「義朝(よしとも)の髑髏(どくろ)」と称して右兵衛佐頼朝(うひょうえのすけよりとも)に示した故智に倣(なら)い...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...蔵人兵衛佐(くろうどひょうえのすけ)などは初めからお随(つ)きしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...では、鶴の餌の泥鰌は、これへ置いて参ります』『泥鰌? それも要らん、持って帰れ』『左様でございますか』怪訝(けげん)な顔をして――つい、起(た)ち惑(まど)っていると、左兵衛佐は、家の中へ向って、『孫兵衛、孫兵衛っ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐(さひょうえのすけ)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『…………』気味のわるい目礼に送られて、左兵衛佐は、老父母の起臥(きが)している二重(じゅう)桝(ます)の中みたいな暗い一室へ入った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐(さひょうえのすけ)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...上野介と左兵衛佐の父子(おやこ)が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...やがて左兵衛佐にそっと耳打ちした...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...他(ほか)の馬が騒ぎ出したのでございましょう』『いや』と左兵衛佐は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...御養子の左兵衛佐様とたったお二人の暮しに過ぎぬ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『おん身といい、左兵衛佐といい、子には恵まれておいで遊ばすが……』と、何か又、良人(おっと)の上野介の愚痴(ぐち)を云いかけたが、上杉家の近習たちを憚(はばか)って、『怪我をしやるな...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ことし十三歳になる右兵衛佐(うひょうえのすけ)頼朝のすがたが...
吉川英治 「源頼朝」
...右兵衛佐(うひょうえのすけ)頼朝のすがたは...
吉川英治 「源頼朝」
...右兵衛佐(うひょうえのすけ)頼朝という者です」と...
吉川英治 「源頼朝」
...右兵衛佐(うひょうえのすけ)頼朝のことですか」「そうじゃ」「それを……?」「斬れとの仰せなそうじゃが...
吉川英治 「源頼朝」
...そんな孫どもや子息やまた、それにつながる係累(けいるい)の救われない生活ぶりを眺めていると、太政入道は、時にひとり憤(いきどお)ろしくなって、「いっその事、天譴(てんけん)があらわれて、こんな痴児(ちじ)はみな、海嘯(つなみ)に攫(さら)われてしまえ」と、世の為に憂うることもままあったが、時しもあれ、九月下旬、兵衛佐頼朝、其後モ生存アツテ、武総(ムソウ)ノ隅田河原ニ陣シ、千葉、上総、甲信、武相ノ諸源氏ヲ語ラヒ、兵員三万余騎ト聞エ、ソノ勢(イキホヒ)逐日(チクジツ)熾烈(シレツ)...
吉川英治 「源頼朝」
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