...恰も関八州を席の如く巻き将に東海道を西進せむとしたる源兵衛佐頼朝によつて送られたる一封の書簡は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...同十月二十四日任右兵衛佐...
太宰治 「右大臣実朝」
...そこは一介の左兵衛佐(すけ)の方が気楽だと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...治承(ちしょう)の昔文覚上人(もんがくしょうにん)が何処の馬の骨だか分らないされこうべを「義朝(よしとも)の髑髏(どくろ)」と称して右兵衛佐頼朝(うひょうえのすけよりとも)に示した故智に倣(なら)い...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その中には関白殿の御子息の兵衛佐(ひょうえのすけ)などもお見えになっている...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...そのまま物静かに木の陰にお立ちになって居られるその兵衛佐の御様子は...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...すると兵衛佐は勾欄(こうらん)にもたれて手水などされてから...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...そのうちに兵衛佐もとうとうお諦めになったように...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...兵衛佐(ひょうえのすけ)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...有馬左兵衛佐允純(ありまさひょうえのすけまさずみ)へ永(なが)の御預仰付らる」と云うことであった...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...何とか、お気に障(さわ)らぬようわれわれで計らいまする』孫兵衛になだめられて、『こんどの屋敷では飼わんぞ』と、左兵衛佐は、書院へ上った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐は、舌打ちをして自分の部屋のほうへ向って行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐が橋廊下をこえて来ても...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐は急に落着かない眼をして...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...寄れませぬ』『でも……』左兵衛佐の鬢(びん)の毛が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...他(ほか)の馬が騒ぎ出したのでございましょう』『いや』と左兵衛佐は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左兵衛佐附きの中小姓という役目にある新見弥七郎の声なのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ひとり右兵衛佐頼朝やそのほかにもある子等の事などではなく...
吉川英治 「源頼朝」
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