...その一つ寢床へ這入り込むのは氣の毒だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そうなるとどこから入り込むか」「発信者の所在を早く探出すことだね」と別の記者が口をはさんだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...'penetrate'(に入り込む)は 'go into' に...
高田力 「ベーシック英語」
...だから彼等の集会の中へわれ/\の一人が這入り込むと...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...御承知の如く手蔓(てづる)を求めて何処(どこ)の家庭へでもずるずるべったりに入り込むことには妙を得ている男です...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかしコリントゲームの方には公算的統計的の要素が入り込む...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...わざわざここまでとまどいをして入り込む人のあろうとも思われません...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう通人の入り込むこともまた...
中里介山 「大菩薩峠」
...茶の間へつかつか這入り込む...
夏目漱石 「琴のそら音」
...何所へでも斯(かく)の如く平気に這入り込む程...
夏目漱石 「それから」
...二三男の余分の労力を分家する場合にも別村の岡方に入り込むまでも...
柳田國男 「地名の研究」
...石秀がただ一人で入り込むことになった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...けだし土地からのある粗生原料品が大部分の貨物の構成に入り込むからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ドイツの資本とフランスの資本との二つの追加資本がこの取引に入り込むとはいえ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...其處で東京から一緒に來た兩人に別れて私だけ沼田の方へ入り込む...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...此処で別れてK―君は東京へ帰り私は沼田の方へ入り込むのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...そして其処から更らに藤原郷というのへ入り込むつもりであったのだが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...また不思議な新世界に突如として入り込むというふうにして達せられるのでもない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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