...彼の死後プラトンはその師と同じ厄運を免れるために一二年の歳月を異境に過ごさなければならなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...時の流れの影響力から免れることはできなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この場合象が気違い扱いを免れる方法はただ一つしかなかった...
寺田寅彦 「解かれた象」
...わたしの命令に絶対服従から免れることじゃないのよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この醜態から手際よく免れる...
中里介山 「大菩薩峠」
...この女軍の包囲から免れるために...
野村胡堂 「楽聖物語」
...江戸つ兒の美の探求眼を免れる筈もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...又逆に主體も客體において表現を遂げることによつて單に隱れたる暗闇の存在にをはるを免れる...
波多野精一 「時と永遠」
...どうしても免れるわけには行かなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...頭上に迫って来る破滅から免れるだろうとは想像しなかった...
原民喜 「死のなかの風景」
...滅亡を免れることが出来るものであると汝は考えるかと問うたならば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...絞首刑も免れる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...この状態で支配者たるトルコ人と隣人たるアラビア人の掠奪を免れる能力を増そうと期待するのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしなかんずく彼らは戦争の惨害からは非常に免れることであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし誰一人(ほのお)を免れるものはない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それら神学や哲学の認識と支配を免れるものはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...云い免れるだけの証拠がない」「……………」「……だから吾輩は覚悟を決めた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...葡萄酒に対する租税を免れるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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