...通信機関不充分なりし当時のこととて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...それ故にどうかしてこの日本語を以て充分高尚の学科を教えるところの学校を拵(こしら)えることが必要である...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...そして三四郎の書斎に充(あ)てられた別室へ陣取ると...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...われらの反逆は生の拡充なのだという言葉を改めて思い出させられた...
高見順 「いやな感じ」
...補充兵として国府台(こうのだい)の野砲連隊へ入営した...
田中貢太郎 「戦死者の凱旋」
...風雅の道を解しない商人はおそらく金もうけも充分でなかったであろうし...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...「充足的に原因を見出す」ことが出来るという立場をとっている...
戸坂潤 「科学方法論」
...川口は幕府の時と違って船渡しの手当も充分であるし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...駒次郎がお袖に充分未練(みれん)があつたことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから充分に落着いて...
萩原朔太郎 「宿命」
...素朴なよろこびと信頼とに充ちる状態で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...益今の時期の内容的充実についての関心がよびさまされます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これだけでも充分ではなかろうかと思う...
三好十郎 「恐怖の季節」
...既にお土産ものが充分出来たのでこの辺で小店を去ることに致しましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
......
吉川英治 「新・水滸伝」
...家のうちに充満していた炉の煙は疾風(はやて)のようにむうっと軒から空へ逃げて行った...
吉川英治 「親鸞」
...数十通の「安国寺文書」だけでこの寺の価値と由緒(ゆいしょ)とは珍重するに充分である...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...生の実感に充ちた仏教によって一時押されたが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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