...傲然と彼を眺めながら...
芥川龍之介 「山鴫」
...傲然として最も大きい恐怖の上に立つてゐるのです...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...傲然とそり返っている船首を叩く波の音は絶望にむせび泣いているようであった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...傲然(ごうぜん)と椅子の背にもたれている...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...彼等の神授の王権を傲然と携えて行った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...プーリダマスは傲然と大音あげて叫びいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...きわめて傲然(ごうぜん)と彼に対抗した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...傲然(ごうぜん)と背面の人家を背にして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今ジャヴェルが一種傲然(ごうぜん)たる信任を彼に置いているとしても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...傲然(ごうぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...いきなり男の前に傲然と立ちはだかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...一寸傲然として云つた...
牧野信一 「熱海へ」
...」稍傲然と答へた悟空は...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...何でも御座れと並べ立てゝ傲然(がうぜん)たること猶(なほ)今の井上博士が仏人...
山路愛山 「明治文学史」
...それでも彼は傲然(ごうぜん)...
吉川英治 「三国志」
...いずれへおわたりの人々か」「わしらか」傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「私本太平記」
...傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...天の声といわれたな」「そうだ」傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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