...彼が彼等を代表して更に奧深い世界を開く可き鍵を握つてゐることを信ずるからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...第四階級も決して全部同質なものでないと僕は信ずるのだ...
有島武郎 「片信」
...決してそんなはずはないと私は信ずる...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...すべて理想教たる倫理教の趣旨に合する点はこれを信ずるけれど...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...博士は当然無罪なるべきものと信ずる...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...境界のない所に境界ありと信ずる誤りにおちいりやすく...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...永久に貴重なる著書となることゝ信ずる...
丹波敬三 「大植物圖鑑」
...かくてフィヒテ自身の信ずる所によれば...
戸坂潤 「辞典」
...未だ政治家の任務に付て自己の伎倆を信ずる人に非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...僕は霊界の存在を信ずるのではない...
豊島与志雄 「秦の出発」
...私の信ずる程度に於ける基督教は毫も私の煩悶を解決してはくれません」涙がぼろ/\と憔悴した頬を傳はつて流れた...
長塚節 「教師」
...しかし本当とか嘘(うそ)とかいうことと信ずることとが完全に乖離(かいり)した考え方はちょっとむつかしい...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...して見るとこれらの四五の新進作家――必ずしもこれらの人に限る必要はないが――はまた新らしい競争者を得らるる事と信ずる...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...信ずることもできないほどの幸福であつたにちがひない...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...もし私の信ずる所にして誤り無くば...
浜尾四郎 「死者の権利」
...しまいには確定的な事実として信ずるようになったからとて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...十分信ずるに足る他の記述と...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それを信ずることは自由である...
和辻哲郎 「鎖国」
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