...直ちにこの二つの説とも同樣に信じ難いものとならなければならないならば――又...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...すでに信じ難い程度の進歩を示すに至った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...女は男といふものの信じ難い例として...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...信じ難いものに思われるのは何故(なぜ)であるか...
江戸川乱歩 「悪霊」
...それはどうも信じ難い気がする...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ショウウィンドウの中の品々が信じ難いような色彩に輝いて見えるのである...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...そしてもし之のみを頭に持つならば自然科学の階級性は当然信じ難いものと意識されねばならぬ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...とても信じ難いほどの...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...これほどの殿堂が十年とたたないうちに完成したというのは信じ難いようでもあるが...
野上豊一郎 「パルテノン」
...自動車の衝突によりて自然に生じたるものとは絶対に信じ難い...
平林初之輔 「鉄の規律」
...何か自分の云ふことをいちいち信じ難いとでもいふ風に...
牧野信一 「二日間のこと」
...なんとも不思議な信じ難いことと思わないではいられない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...読者のある者は到底(とうてい)このことを信じ難いでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...既知の現実という牢獄から逃げ出して信じ難い冒険と限りない可能性をもつ魅惑の国へ行きたいという燃えるような願いを持っているのです...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
...これらの巨大な石塔と堡塁には信じ難い程に人のものならぬ重量感があり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...見る角度が変わる度に新たなoutr(常軌を逸した)で信じ難い形状を現してきた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ものどもの頑丈さは信じ難い程だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...殆んど信じ難い事であつたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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