...この生物は保護色をしていて、周りの環境に溶け込んでいる...
...彼女は嘘をついたが、保護色を使ってうまくごまかした...
...マスクをした人々が店内に溢れる中、彼女は保護色のジャケットを着用して目立たなくした...
...保護色の目的は天敵からの攻撃を避けるためだ...
...このカメレオンは保護色を変える能力を持っている...
...為永春水輩(はい)でさえが貞操や家庭の団欒(だんらん)の教師を保護色とした時代に...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...相手は真黒な保護色の怪物だから...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...犯人は全く気附かれぬ保護色に包まれて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...やっぱり保護色で...
江戸川乱歩 「影男」
...それは夜の保護色であり...
江戸川乱歩 「影男」
...こういう保護色のシャツをよく利用するので...
江戸川乱歩 「影男」
...やみ夜の保護色を装った影男である...
江戸川乱歩 「影男」
...科学者曰くこれ動物の保護色なり...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...これが魚にとっては保護色になるのであろう...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...保護色性(ほごしょくせい)の動物のように...
新美南吉 「屁」
...黒い着物を着て鷹のやうに全身保護色してゐる男が...
北條民雄 「間木老人」
...不快な感じのする保護色をしてゐるのです...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...そいつはそのまゝ虹色の保護色であり...
牧野信一 「冬日抄」
...ただし只今いわゆる保護色も古く東西の識者に知れいたは...
南方熊楠 「十二支考」
...何故かというと、人間という動物は、今日の程度まで進化して来る間に、牛のような頭角も持たず、虎のような爪牙(そうが)もなく、鳥の翼、魚の保護色、虫の毒、貝の殻なぞいう天然の護身、攻撃の道具を一つも自身に備付(そなえつ)けなかった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼は蒼ざめた顔をして保護色を求める虫のように...
横光利一 「街の底」
...よく彼らに保護色を与え...
吉川英治 「江戸三国志」
...枯れ木や枯れ葉の保護色の中にじっと屈(かが)みこんでいた城太郎は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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