...(劇場関係者の俗称)...
...北海道出身者を指す俗称として、「私は道産子です」と使われることがある...
...外資系銀行を指す俗称として、「洋銀」が用いられることがある...
...真面目な話をするための場所の俗称...
...世に流伝するものと此説とあはせ視るべし)小川破笠俗称平助壮年(さうねん)の頃(ころ)放蕩(はうたう)にて嵐雪と倶(とも)に(俗称服部彦兵ヱ)其角が堀江町の居(きよ)に食客(しよくかく)たりし事...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世に夢違観音と俗称せられる銅造観世音菩薩立像である...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...河原町の対岸に俗称河場と云ふ地名の部落があつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...俗称野麦と称した所にいたらしいが...
直木三十五 「大阪を歩く」
...これをいろはと俗称しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これはもとより漢名ではなく初め薩摩での俗称であったのだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その中に在った今日の Hippeastrum(ジャガタラズイセン属)の者が一番際立って壮麗な花を開いて王者見たいな位置を占めていたためその類を特にアマリリスと俗称するようになったのである...
牧野富太郎 「植物記」
...単にアマリリスと俗称するものはこれも前に述べたように Hippeastrum 属の品種であって普通には特にその雑種である H. hybridum を指して呼んでいるのである...
牧野富太郎 「植物記」
...また A. Belladonna L. には決してアマリリスの俗称はない...
牧野富太郎 「植物記」
...この土地で云ふハヤは実はやまべであつて、俗称人絹なのだ...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...その古い形が老懸に似たので老懸を鍋取と俗称したは...
南方熊楠 「十二支考」
...是仏の俗称は斎藤権右衛門であった」と云うのである...
森鴎外 「細木香以」
...別にこれをバクロノカカという俗称がある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「さむさ橋」という俗称のぴったりする観景である...
山本周五郎 「寒橋」
...その蔭間茶屋は、池の端にたくさんあって、俗称には、いろは茶屋とも呼ばれている...
吉川英治 「大岡越前」
...――相沢町字(あざ)和蘭陀(おらんだ)横丁、俗称イロハ長屋、千坂桐代長男――そうだな」「おっ母あの名なんか、そんな、汚ねえ手帳に書いてくれんなよ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ひとまずそこへ」「羅刹谷(らせつだに)としてあるな」「俗称...
吉川英治 「私本太平記」
...西行法師の若年の俗称は...
吉川英治 「随筆 新平家」
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