...答の十位は1か2かの何れかである...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...その何れかの個体の両眼を...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...何れか一方を言はんとしてゐるように思はれるが...
高田力 「ベーシック英語」
...民主主義的なこの多衆概念の自己矛盾は、ただ、圧倒性の止揚の方向、又は低質性の止揚の方向、の何れか、を通じてのみ止揚されることが出来る筈である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...決定が何れから何時始まったか...
戸坂潤 「科学方法論」
...運命が、あらゆるものが、何れかへ、転り出さんとしていた...
豊島与志雄 「生あらば」
...その何れかに考へられよう...
内藤湖南 「易疑」
...その二つの途何れかの外には絶対にあり得ない訳である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...四ツ本の上席にいる佐田が「仙波、即刻に立退くか、立退かぬか、何れか、この返答だけを聞きたい」足軽が、棒を取り直した...
直木三十五 「南国太平記」
...その翌年正月の一日から法然は草庵にとじ籠って何れから招かるるも出て行かなかった...
中里介山 「法然行伝」
...世間の構成分子たる何れかの人間は...
中原中也 「青年青木三造」
...その何れかを表示するものが仄見(ほのみ)えるやうな氣がした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は二人の何れかを聯想したのであつたが...
牧野信一 「心象風景」
...つまり万葉歌の山ヂサをしてこの三樹木の何れかに帰着せしめ様とせんとて...
牧野富太郎 「植物記」
...私はそれをその何れかと決めようとして決めかねる...
三好達治 「霾」
...月々是等の紙の何れかを用ゐることなくして暮したことがない...
柳宗悦 「和紙十年」
...人はその何れかを選べばいゝ...
柳宗悦 「和紙の美」
...認識的變化かの何れかであるが...
山浦貫一 「新憲法の解説」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??