...何とも言えず気の毒なような気がした...
泉鏡花 「幼い頃の記憶」
...その気持が私には何とも言えずうれしいのです...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...それが又先生の跫音に何とも言えずよく似てるのです...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...何とも言えず不安になって...
梅崎春生 「桜島」
...何とも言えずおそろしく...
太宰治 「パンドラの匣」
...何とも言えず胸にしみ入るので...
太宰治 「ろまん燈籠」
...何とも言えず妻を冒涜するような………我が家でありながら...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...何とも言えず私には痛ましく感じられたのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...何とも言えず痛々しげに見えるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...何とも言えず不快な感じのする壁の上の落書...
堀辰雄 「聖家族」
...扁理にはいつか何とも言えず快い休息のように思われ出した...
堀辰雄 「聖家族」
...老人の顔が、何とも言えず、懐しげな、やさしげな微笑の皺で充たされると、はじめて思い出したように、「お、あなたさまは、孤軒(こけん)先生!」「ウム、思い出したかな?」と、相手は、ますます楽しげだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その人は今まで攻撃していた「能楽」の面白くない処が何とも言えず面白くなる...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...この静止が何とも言えず安らかで気持ちがよい...
和辻哲郎 「京の四季」
...何とも言えず親しい情緒を起こさせる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...何とも言えずいい心持ちになる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...衣の赤い色は何とも言えずいい感じのもので...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...何とも言えず美しい形と...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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