...そして私たちにとってはお伽噺(とぎばなし)の幔幕(まんまく)で包まれている輝かしいあなたの国を知ることをよろこばしくもくろみながら親しい挨拶(あいさつ)をもってあなたの親愛なアルバート=アインシュタイン です」という懐(なつ)かしい言葉が添えられてあったのでした...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...日本のお伽噺には...
太宰治 「お伽草紙」
...これはお伽噺の崩壊だ...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...制陀伽童子(せいたかどうじ)が笛を吹いて行くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...その正面にある大きな伽藍(がらん)の屋根を仰(あお)いだまま直(すぐ)左りへ切れた...
夏目漱石 「門」
...お近が行つて佛樣の伽(とぎ)をしたのは戌刻(いつゝ)(八時)から亥刻(よつ)(十時)迄の間だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心のおけないお伽(とぎ)坊主ですこしは慰めにもなったのであろう...
長谷川時雨 「西川小りん」
...それも今では「お伽噺」に変つてゐる...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...丁度「お伽噺」の事を思ひ出した処だつたので...
牧野信一 「地球儀」
...さて『僧伽羅刹(そうぎゃらせつ)所集経』一と二に有翅飛鬼...
南方熊楠 「十二支考」
...あれでも未来は蒙古は伽什爾(カジウル)の王様になるのだぜ...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...本堂の伽藍いッぱいに立ちこめていたこと...
吉川英治 「江戸三国志」
...みかどの夜のお伽にまだいちども...
吉川英治 「私本太平記」
...この伽藍(がらん)も狭くなって来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...地内はいわゆる七堂伽藍(がらん)が巍々(ぎぎ)としていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...伽羅(きゃら)の香(にお)いが送られて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...燃え残りの伽藍(がらん)の残骸と灰のほか何物も余されてはいなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...まるで伽藍(がらん)か墓場のよう……」軽い咳(せき)がこみ上げてきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索