...今の今までどことて似通う所の見えなかった叔母も...
有島武郎 「或る女」
...どこか似通うところがあった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...鎌子夫人の身の上に似通う点があるから面白い――と言っている...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...継母の精神分裂病に何処か似通うた戦争の被害だと...
林芙美子 「瀑布」
...失透(しっとう)の海鼠窯を見ると出来たものは朝鮮あたりのものと似通う...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...(後に見出した高敝のものと甚だ似通う)...
柳宗悦 「全羅紀行」
...存外に人間と似通うた部分が多く...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...似通うているようにも想像せられ...
柳田国男 「海上の道」
...ムナフカという神の信仰とも似通うている...
柳田国男 「海上の道」
...民も大御門(おおみかど)も似通うていたろうかという点である...
柳田国男 「海上の道」
...互いに似通うているものも少なくはない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...庚申と似通うた寄合があった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...かつ庚申様の方の話と似通うたものが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...これと半分似通うた七人山伏という話もあった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...これとほぼ似通うた話は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...とにかくに富山県の一部のバンドリスズメと似通うているのは偶然ではあるまい...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...すこぶるキリスト教などの童貞受胎の信仰に似通うたものがあった...
柳田国男 「山の人生」
...怪しい博物学の資料にもなっているようだが実事としてはあまりに似通うた例のみ多く...
柳田国男 「山の人生」
便利!手書き漢字入力検索