例文・使い方一覧でみる「伴」の意味

...あなたは日本（にほん）にいる伴天連（ばてれん）の中でも... あなたは日本にいる伴天連の中でもの読み方
芥川龍之介「報恩記」

...其の同伴者であるから我我両人も読者階級者であるのは亦容易に推測されやう...
内田魯庵「人相見」

...今度はあの色男を伴れて来るのだ」「それで... 今度はあの色男を伴れて来るのだ」「それでの読み方
田中貢太郎「春心」

...この梅雨ころに強いて御門に内裏に伴れて行かれた末の君のことだの...
田山花袋「道綱の母」

...年賀をかねて浪子を伴ない加藤家より浪子の実家（さと）を訪（と）いたるなり... 年賀をかねて浪子を伴ない加藤家より浪子の実家を訪いたるなりの読み方
徳冨蘆花「小説　不如帰」

...それの伴（ともな）わないものが悪（あ）しきことだ... それの伴わないものが悪しきことだの読み方
中島敦「弟子」

...この底流の小さな響がパスカル風な伴奏となって... この底流の小さな響がパスカル風な伴奏となっての読み方
中島敦「狼疾記」

...やむをえないお茶の会などには魔法瓶に水を詰めてお伴がついてゆく...
久生十蘭「だいこん」

...ある他の知覚が伴わない限り... ある他の知覚が伴わない限りの読み方
デイビッド・ヒューム　David Hume 井上基志訳「人間本性論（人性論）」

...武一と竹下と村井が八重も一処に伴れて... 武一と竹下と村井が八重も一処に伴れての読み方
牧野信一「南風譜」

...そこに書いてある文字を見たのである）片倉……伴　知っているね？　君の字だろう？（ニヤニヤして本の見返しを覗きこみながら）われらのために十字架にかかりたまいしイエスのみもとにて...
三好十郎「その人を知らず」

...（b）もし行為にいくらかでも自由の輝きが伴わないならば... もし行為にいくらかでも自由の輝きが伴わないならばの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...オクナイサマはオシラサマのある家には必ず伴ないて在（いま）す神なり... オクナイサマはオシラサマのある家には必ず伴ないて在す神なりの読み方
柳田国男「遠野物語」

...これに伴なう勇猛と武家気質（ぶけかたぎ）などであって... これに伴なう勇猛と武家気質などであっての読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...助手兼秘書の渡邊（わたなべ）を同伴（つれ）て新田家を見舞ったのは第二の脅迫状の着いた間もなくで主人は二人を客間に通して... 助手兼秘書の渡邊を同伴て新田家を見舞ったのは第二の脅迫状の着いた間もなくで主人は二人を客間に通しての読み方
山下利三郎「誘拐者」

...「おらも伴れてってくれっか」と... 「おらも伴れてってくれっか」との読み方
山本周五郎「花も刀も」

...董（とう）太師の館（やかた）へ伴（ともな）われて行ったという貂蝉が... 董太師の館へ伴われて行ったという貂蝉がの読み方
吉川英治「三国志」

...朝奉は彼女らを伴って奥へみちびき... 朝奉は彼女らを伴って奥へみちびきの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

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