...彼は伊達者で、見た目に反して実は頭がいい...
...あの人は伊達者だから、言葉だけで信用しない方がいいよ...
...彼女は伊達者な美人で、男性からは人気が高い...
...嘘つきで伊達者の男に騙された経験がある...
...伊達者な振る舞いをしても、中身が伴っていないと誰からも信用されない...
...彼はまた老夫人や老い朽ちた老孃達の間では伊達者で通り...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...真っ黄いろに装った稀代(きだい)の伊達者だった...
谷譲次 「踊る地平線」
...鳥打帽をかぶって首に派手な布を巻いた波止場の伊達者...
谷譲次 「踊る地平線」
...土地の伊達者(だてしゃ)連中が両手をうしろへまわして立っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...つづいて彼女が外国でどこの馬の骨やらわからぬイタリヤ人かロシヤ人の伊達者といっしょに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...むしろ伊達者の服裝に近かったのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
......
中島敦 「河馬」
...髪をぺったりわけたジョオジ・ラフトのような伊達者やアルベエル・プレエジャンばりのよっぱらいやアネスト・タレンスのような暴漢が...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...その頃江戸中に響いた伊達者(だてしゃ)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伊達者達が愛用し始めていて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ホテル第一の伊達者(ダンディ)の越智氏も...
久生十蘭 「キャラコさん」
...伊達者(だてしや)で蓮葉な陶器どもに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...予定より大分おくれて十二時頃から「夏と伊達者」...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...めかしたてゝ意氣(いき)な伊達者(だてしや)だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ぼんやりしてゐるどころか仲々何うして見上げた伊達者(ダンデイ)だぞ! と私は思つた...
牧野信一 「競馬の日」
...サルタンにすりへらされた美少年に扮装しゆう/\と旧大陸を潤歩したアテナイの灰壺とひきかえにスコットにもらった伊達者の腰の剣は現在のサヴェート同盟の箇所にまで歴史的な遁亡を企てたのだ!」ハイネ君は腰のポケットの中で金鎖にからませたもうひとりの銀行家の伯父さんからの年金の催促状をちゃらちゃらさせそして酒と時計のない監房を見廻しながら...
槇村浩 「長詩」
...「これはまた伊達者(だてしゃ)に見える...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あれか」「あれだ――宮本武蔵は」「ふうむ……たいそう伊達者(だてしゃ)だな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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