...こゝに盗み癖のあるアマタルの付け入る隙(すき)がある――と彼は思つたのです...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...互いに付け入る隙をうかがう敏捷な生き物のように...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...さうして其弱さに付け入る勇気を失つた...
夏目漱石 「それから」
...そうしてその弱さに付け入る勇気を失った...
夏目漱石 「それから」
...職業的な平次の攻撃がヒタヒタとその弱点に付け入るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はもう」有太郎が自分の家へ入るのを、付け入るやうに、平次は續きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...王惧(おそ)れて火で身を囲うと鼠ども火を潜(くぐ)って付け入る...
南方熊楠 「十二支考」
...ツツと吉村の方へ付け入るなり...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...えいっ! と叫んで兵藤が仙太へ付け入る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
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