例文・使い方一覧でみる「仕出かす」の意味

...... の読み方
饗庭篁村「木曾道中記」

...何を仕出かすか油断はならぬ... 何を仕出かすか油断はならぬの読み方
芥川龍之介「俊寛」

...縮尻（しくじり）を仕出かすことのないだけ... 縮尻を仕出かすことのないだけの読み方
魯迅井上紅梅訳「孔乙己」

...何を仕出かすか判らない... 何を仕出かすか判らないの読み方
梅崎春生「狂い凧」

...私も今に気狂いになって何を仕出かすか分りません... 私も今に気狂いになって何を仕出かすか分りませんの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「深夜の客」

...このたわけ者が次の瞬間にどんなことを仕出かすかも知れない... このたわけ者が次の瞬間にどんなことを仕出かすかも知れないの読み方
薄田泣菫「独楽園」

...叔父さまのお手紙では、なおして帰って来たとしても、そんな心掛けの者では、すぐどこかへ勤めさせるというわけにはいかぬ、いまのこの混乱の東京で働いては、まともの人間でさえ少し狂ったような気分になる、中毒のなおったばかりの半病人なら、すぐ発狂気味になって、何を仕出かすか、わかったものでない、それで、直治が帰って来たら、すぐこの伊豆の山荘に引取って、どこへも出さずに、当分ここで静養させたほうがよい、それが一つ... 叔父さまのお手紙では、なおして帰って来たとしても、そんな心掛けの者では、すぐどこかへ勤めさせるというわけにはいかぬ、いまのこの混乱の東京で働いては、まともの人間でさえ少し狂ったような気分になる、中毒のなおったばかりの半病人なら、すぐ発狂気味になって、何を仕出かすか、わかったものでない、それで、直治が帰って来たら、すぐこの伊豆の山荘に引取って、どこへも出さずに、当分ここで静養させたほうがよい、それが一つの読み方
太宰治「斜陽」

...是より如何なる事を仕出かすかも知れない... 是より如何なる事を仕出かすかも知れないの読み方
田中正造「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」

...またどんなことを仕出かすか分りはしません... またどんなことを仕出かすか分りはしませんの読み方
豊島与志雄「変な男」

...仕出かすか知れん――だが... 仕出かすか知れん――だがの読み方
直木三十五「南国太平記」

...こんな事を仕出かすぢやないか... こんな事を仕出かすぢやないかの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...どんな事を仕出かすかは... どんな事を仕出かすかはの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...放つて置けば何を仕出かすかわからず... 放つて置けば何を仕出かすかわからずの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...何を仕出かすかわからないから」岩井は笑って... 何を仕出かすかわからないから」岩井は笑っての読み方
久生十蘭「魔都」

...こやつに立腹されると何を仕出かすか知れやしないから... こやつに立腹されると何を仕出かすか知れやしないからの読み方
南方熊楠「十二支考」

...暗さは暗し何を仕出かすか... 暗さは暗し何を仕出かすかの読み方
室生犀星「野に臥す者」

...俺に尻を拭いてもらうのを楽しみにイクラでも不始末を仕出かす事になる...
夢野久作「近世快人伝」

...そうすると遠くに居る犯人が何となくドキンドキンとして思わぬ失策を仕出かすという迷信が...
夢野久作「二重心臓」

「仕出かす」の読みかた