例文・使い方一覧でみる「仄」の意味


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...黎明(しののめ)の光が漸く障子に(ほの)めいた許(ばか)りの頃...   黎明の光が漸く障子に仄めいた許りの頃の読み方
石川啄木 「足跡」

...かの写生帖の事までもめかした...   かの写生帖の事までも仄めかしたの読み方
石川啄木 「鳥影」

...もう黄昏の暗さが書斎に迫ってきていた...   もう黄昏の仄暗さが書斎に迫ってきていたの読み方
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」

...かな明るみで浮き出していた...   仄かな明るみで浮き出していたの読み方
豊島与志雄 「囚われ人」

...ただ白いものが濛々と天地を蔽うて...   ただ仄白いものが濛々と天地を蔽うての読み方
豊島与志雄 「沼のほとり」

...死んだ子に娶を迎えて置かなかったのをも残念がるのは少々平(ひょうそく)が合わない...   死んだ子に娶を迎えて置かなかったのをも残念がるのは少々平仄が合わないの読み方
夏目漱石 「趣味の遺伝」

...木下闇(こしたやみ)に(ほの)めいた...   木下闇に仄めいたの読み方
夏目漱石 「それから」

...暗(ほのぐら)く陰湿な黄昏(たそがれ)などに...   仄暗く陰湿な黄昏などにの読み方
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」

...階段の下の昏(ほのぐら)い土間に立つて...   階段の下の仄昏い土間に立つての読み方
林芙美子 「浮雲」

...*(五月×日)私はお釈迦様に恋をしました(ほの)かに冷たい唇に接吻すればおおもったいない程の痺(しび)れ心になりまする...   *私はお釈迦様に恋をしました仄かに冷たい唇に接吻すればおおもったいない程の痺れ心になりまするの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...あの時それとなくめかしたつもりだったんだが...   あの時それとなく仄めかしたつもりだったんだがの読み方
久生十蘭 「魔都」

...平起を起としたり...   平起を仄起としたりの読み方
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」

...空明りを慕うているさまは恋のようにかなものである...   空明りを慕うているさまは恋のように仄かなものであるの読み方
室生犀星 「庭をつくる人」

...その青い竹の肌だけが白い土塀をうしろにして...   その青い竹の肌だけが仄白い土塀をうしろにしての読み方
室生犀星 「名園の落水」

...そして一礼のうちにもその為人(ひととなり)の自(おのずか)ら(ほの)かに酌(く)めるような床(ゆか)しさと知性の光があった...   そして一礼のうちにもその為人の自ら仄かに酌めるような床しさと知性の光があったの読み方
吉川英治 「黒田如水」

...(ほの)かに夜があけかけて来た頃には...   仄かに夜があけかけて来た頃にはの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...我々はこの真相を互いにめかすことすら避けてきたのだ...   我々はこの真相を互いに仄めかすことすら避けてきたのだの読み方
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」

...或は笑いさざめき乍(なが)ら、或は高く小手をかざしながら、ぽかんと佇立(つった)った鷺太郎の前を馳抜(かけぬ)ける時の、美少女の群の中からは、確かに磯の香ではない、甘い、かな、乙女のかおりが、彼の鼻腔につきささる――...   或は笑いさざめき乍ら、或は高く小手をかざしながら、ぽかんと佇立った鷺太郎の前を馳抜ける時の、美少女の群の中からは、確かに磯の香ではない、甘い、仄かな、乙女のかおりが、彼の鼻腔につきささる――の読み方
蘭郁二郎 「鱗粉」

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