...この小説は筆者の人間愛にあふれ、登場人物たちに血が通っている...
...人間愛の燈火をつつましやかにともしてくれる...
芥川龍之介 「葱」
...友情は人間愛情の最高なるものである...
種田山頭火 「其中日記」
...人間愛慾の葛藤(かっとう)で...
徳田秋声 「縮図」
...あの奇矯な義人の博大な人間愛に比べられた光栄を...
中島敦 「光と風と夢」
...彼が人間であることを――マオリ族に最も博大な人間愛を注いだ人間であることを信じたからだ...
中島敦 「光と風と夢」
...彼の人格と人間愛とを彫(きざ)みつけた作品である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その底には掬(く)めども尽きぬ人間愛が流れている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...人並すぐれた「人間愛」であり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一つは巨人の持っている人間愛の雄大壮麗な現れであったと言うべきである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ドヴォルシャークの曲のすべてが清らかな魂と、正直な心と、豊かな人間愛と、そして優しき郷愁(ノスタルジア)とに彩(いろど)られぬはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...面白い物語の底を流るる人間愛と...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...裁判所の人々が何かただ人間愛とか友情の気持とかいったものから弁護側...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...偽りの人間愛をまとった衣をはがされ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...「私は草木(くさき)に愛を持つことによって人間愛を養(やしな)うことができる...
牧野富太郎 「植物知識」
...私は草木に愛を持つ事によって人間愛を養成する事が確かに出来ると信じている事です...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...モンテーニュの深い人間愛である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このパリ人の平和への人間愛...
横光利一 「旅愁」
...――これこそ彼の強い人間愛のためいきであって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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