...流人先で新たな人生を歩むことを決意した...
...彼は流人先で働きながら日本語を学んでいる...
...流人先に住まいを確保するためにあちこち探している...
...何人先方(むかう)で入れても安心だよ...
石川啄木 「菊池君」
...怎してか大抵一人先に帰つて来るので...
石川啄木 「二筋の血」
...一人先生は普通以上であるという証拠として...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...詩人先生にはあつらへの名句とも太陽の蘚苔(こけ)あり...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...婆やはせき立てて一人先に御飯に坐らせて...
鈴木三重吉 「桑の実」
...それとも薄っぺらな詩人先生でも通りかかったら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...一人先へ帰るわけにいかず...
徳田秋声 「縮図」
...実に二人先導の功に帰せざるを得ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...矢田は今だに一人先に立って行ったら君江に逃げられはせぬかと心配するらしく...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...お母さんは一人先刻(サツキ)から考へることがあつたの...
中原中也 「その頃の生活」
...同期の友人で外(ほか)に二人先生の指導を受けることになった...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...かならず人先に発言し...
久生十蘭 「鈴木主水」
...僕一人先へ東京へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...草ぶかい坂道をずんずん一人先きに降りていった...
堀辰雄 「美しい村」
...かく専門的の攻撃に遇(あ)ひては余ら『康熙字典(こうきじてん)』位を標準とせし素人先生はその可否の判断すら為しかねて今は口をつぐむより外なきに至りたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...信濃蕎麦索麪を先人先兄真迹前に供し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ロシアとの交通が開けてから大阪外語の教授が一人先方へ行き...
柳田国男 「故郷七十年」
...予等の外に白耳義(ベルジツク)の青年詩人が一人先に来合せて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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