...人事不省に陥つたまゝ横になつてゐた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...ほとんど人事不省になるリンチを受けた...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...最後にスキーの両杖の革ひもによった発掘された江口氏(人事不省になっていた)との間は三町余もあり...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...人事不省(ふせい)ならんとする...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...人事不省のままここへかつぎこまれたのですから...
海野十三 「火星兵団」
...人事不省(じんじふせい)に陥(おちい)った...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...二少年とも人事不省だそうだ...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...人事不省(じんじふせい)におちいっていたのは...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...人事不省と覚醒(かくせい)...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...しかし沈黙せる・傷々(いたいた)しき人事不省...
中島敦 「光と風と夢」
...彼(かれ)は其(そ)の間(あひだ)人事不省(じんじふせい)の幾時間(いくじかん)を經過(けいくわ)した...
長塚節 「土」
...腦震盪を起して人事不省のまま二三週間生死の境をさまよつてゐた...
南部修太郎 「死の接吻」
...人事不省のままだった...
火野葦平 「花と龍」
...五日目から人事不省(ふせい)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...忽ち運河の中に墜落して人事不省に陥つた...
牧野信一 「痴酔記」
...身を替(かわ)す暇もなく本館軒下の敷石に肋骨を打ち付けて人事不省に陥った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...恐ろしく苦悶し初めてスバラシク吐瀉し続けて人事不省に陥った...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...まるで人事不省であった...
吉川英治 「三国志」
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