...実盛亦彼を東国にあらしむるの危きを察して...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...クリストも亦大勢の女人たちを...
芥川龍之介 「西方の人」
...内容を有することと内容を發表することとも亦本來別物である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...これも亦(また)空しい期待に終りました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...典礼の中にも亦た...
高木敏雄 「比較神話学」
...」これも亦(また)...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...発明というようなそれ自身も亦主観の働きにぞくする処の規定へしか結び付けなかったことから出て来たものだという点を注意すべきである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...だから叙述に於て最も直接的・抽象的・なものは、存在に於ても亦、直接的・抽象的・であらざるを得ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...歴史も亦二つの意味を有つ...
戸坂潤 「読書法」
...此共通傾向を取て批評するといふのも亦た批評の一方であると思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...彼れ亦竊に其の位置を希望し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...肖像畫も亦其時分に變化したるに非ざるかと思はる...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...是亦吾社会百般ノ事物西洋ヲ模倣セント欲シテ到底模倣ダニ善クスルコト能ハザルノ一例ニ他ナラズ...
永井荷風 「申訳」
...母も亦弟が死んでしまつてからさう云つたと語つてきかせた...
中原中也 「亡弟」
...非存在への移り行きも亦體驗を超越する事柄でなければならず...
波多野精一 「時と永遠」
...妻も亦是れ一種色替りの下女なりとの意味を丸出(まるだし)にしたるものゝ如し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...是亦形を成す所以のものなり...
二葉亭四迷 「小説総論」
...夫人も亦同じ程度に肯定してゐるのが馬鹿々々しい...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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