...そしてややしばらく互いに何か言い交していたが...
有島武郎 「卑怯者」
...時に外面的には互いに全く異なる過程をさえ示すことは...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...そのうえいうべき別の言葉を互いに持合わさなかったからである...
海野十三 「千早館の迷路」
...それから親族、更に村、同じ民族の隣りの村、隣りの部落、互いに争うた...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...将来お互いに助け合おう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...同一団体に属する個体同志で互いに相戦い...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...この二者はただ互いに相対しているものであって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...互いに打ち明けて語り合っていた仲でしたね...
太宰治 「新ハムレット」
...お互いに注意し合って...
谷譲次 「踊る地平線」
...それだけが互いに違ったものとして使い分けられておったので...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...やっとこさ互いに向い合っていることがわかる始末だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...「私は神様が彼等をお互いに惹かれあうようにお作りになったんだと...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...相互的な因果関係を互いにもつ場合である(相互関係の網の目)...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼ら同士種々様々な学説をもって互いにわかれる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ不可離の相関関係であり互いに他によって存在する交感関係である...
矢部貞治 「政治学入門」
...二人でお互いに稼(かせ)ぐのよ...
山本周五郎 「風流太平記」
...四人の警官が互いに顔を見合わせてシインとしていた...
夢野久作 「衝突心理」
...さっきから互いにいわせようとしていることが...
吉川英治 「銀河まつり」
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