...「二本足で立つ」四つ足ではなく、二つの足で立つこと...
...四足の労役獣のばかりでなく二本足のも……...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...腰の無い物なら相撲を取ると人間の方が二本足だけ強身だぜ...
泉鏡花 「活人形」
...もう二度とこうして二本足で甲板に立っていられやせんじゃないか」「そうでもないぞ...
海野十三 「火薬船」
...二本足で立ち上がった巨大なクモが...
江戸川乱歩 「影男」
...朝は四つ足、昼は二本足、夕方は三本足……ソーリン (笑う)そのとおり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...初めは四本足、次に二本足、最後に三本足で歩くものは何かというなぞの発明された時代には、今のように若い者がステッキなどついて歩く習慣はなかったものと思われる...
寺田寅彦 「ステッキ」
...人間はプリューム(羽毛――ペン)のない二本足だと言ったばか者がいる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二本足の犬が地上に不思議な恰好(かっこう)をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこまでも親譲りの二本足でのそのそ歩いて行く文章であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...同族を糾合(きゅうごう)して二本足の先生と雌雄(しゆう)を決しようなどと云(い)う量見は昨今のところ毛頭(もうとう)ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それは人間と云う足の二本足りない野呂間(のろま)に極(きま)っている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...二本足で歩いて居る奴だから...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...幽霊は二本足のある人間に決まったようなものだ」ガラッ八も大分したり顔でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...矢つ張り二本足のある人間の仕業だ」「そいつを搜し出すには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二本足でまっすぐ立って歩くし...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...今日二本足を持つてゐた男が翌日は足が一本になつてゐるんだ...
北條民雄 「道化芝居」
...メフィストフェレス二本足の酒袋奴...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人間らしい二本足になって出てくれ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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