...半白の頬鬚(ほほひげ)を蓄へた主人役の伯爵が...
芥川龍之介 「舞踏会」
...次が我等の主人役という順序である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...我々の主人役は、我々を出むかえる役の人をそこに終日いさせたので、彼はいく度もお辞儀して我々に挨拶し、一人ずつの為に車夫を二人つけた人力車を用意していた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...主人役は各の名前と意見とを...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...第一が主人役のルージェール伯爵だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...どうか御ゆるりと」庄屋達が既に主人役に廻り...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...皆が食卓につくと、主人役は、「ラムさん...
薄田泣菫 「茶話」
...主人役が神様に御相談をして出来上つた献立でも無かつたから...
薄田泣菫 「茶話」
...自分が主人役となって御へんれいをいたそうと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...長時間の主人役で疲労して...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...この給仕車の進退を食卓の片隅でやっていた主人役は...
寺田寅彦 「話の種」
...主膳は自分が主人役になって酒肴を開かせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...主人役を除いてその余の同勢が悉く...
中里介山 「大菩薩峠」
...父は主人役で「娘」と「男」を端役(はやく)だと云う訳か二つ引き受けた...
夏目漱石 「行人」
...賑やかに飲み直したそうです――主人役のお秀は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おまえは今日は主人役なんだから...
山本周五郎 「さぶ」
...儂(み)が主人役...
吉川英治 「新書太閤記」
...卓の主人役をしていた紅帽青襟(こうぼうせいきん)の少年郎(わかもの)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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