...中宮寺の如意輪観音と称する半跏(はんか)像の如き一聯(いちれん)の神品は...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...胸部ヤ臀部モアマリ発達シ過ギタノヨリハ中宮寺ノ本尊ノヨウニホンノ微(かす)カナ盛リ上リヲ見セテイル程度ノガ好キダ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...中宮寺の観音にも一貫した「ほほえみ」があるのがそれである...
中井正一 「カットの文法」
...中宮寺の観音のような...
中井正一 「美学入門」
...法輪寺、中宮寺も建てた...
蜷川新 「天皇」
...中宮寺の弥勒菩薩像をこのように考えると...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...勿体(もったい)なくも中宮寺の国宝如意輪観音(にょいりんかんのん)に恋をしたことさえあるのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...きょうは夢殿や中宮寺なんぞも見損ったから...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...中宮寺の観音を拝しにいった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...法隆寺のそばの中宮寺の観音である...
正宗白鳥 「冬の法隆寺詣で」
...現代の私たちは千余年前にできたあの中宮寺(ちゅうぐうじ)に蔵する「天寿国曼荼羅(てんじゅこくまんだら)」の色彩の前に...
柳宗悦 「工藝の道」
...奈良の中宮寺と法華寺へまわった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...中宮寺(ちゅうぐうじ)観音...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その感じはむしろ中宮寺の観音の方に近い...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...あれは西域式の画を中宮寺観音の気分によって変化したものといえよう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...やがて結論として中宮寺観音をつくり出すような生活なのであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...この心持ちを具体化して中宮寺観音が創造せられるのに何の不思議があろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...中宮寺観音は様式の上においてもそこばくの日本化が認められる作品であるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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