...まだ中一日たったばかりのところへ...
田中貢太郎 「藍瓶」
...中一日置いて六日の夕方にもう一度訪ねて来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...中一日置いて、九月の八日には千歳村全体から牛車六十台の見舞車が、水気沢山の畑のものをまだ余燼(よじん)の熱い渇き切った東京に持って行きました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...中一日おいて私が行くと...
豊島与志雄 「或る素描」
...一家中一日饑えなければなりません...
豊島与志雄 「香奠」
...前後半日と中一日を丸潰しにして漸く業を卒へて考へて見ると...
長塚節 「土」
...中一日置いた後(あと)の事で...
夏目漱石 「道草」
...中一日置いて三日目の晝過ぎでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは上州の奥の法師温泉――高村光太郎君によつて我々の間に紹介された古風な炭酸泉――に滞在中一日赤谷川の渓谷伝ひに三国峠へ登つたことがあつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...雨が降(ふっ)ても雪が降ても年中一日も欠かしたことはない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...中一日をおいて再び引きかえして来れようという計算も胸に収めていた...
本庄陸男 「石狩川」
...恰度(ちょうど)それから中一日を置いて...
室生犀星 「野に臥す者」
...中一日を隔てて六月十六日に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...中一日置いて三十一日には...
森鴎外 「鶏」
...よほど大家の娘だろう、もう来ないのではないかと思ったが、中一日おいて、木挽(こびき)町の清川という料理茶屋から迎えが来た...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ふざけた爺いだ」中一日おいて...
山本周五郎 「半之助祝言」
...――」三それから中一日ずつおいて...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...中一日いただけで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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