...一しょに与兵衛鮨(よべえずし)へ行ったのだそうですが...
芥川龍之介 「妖婆」
...その内にまた与兵衛鮨の旗の出ている下へ来ると...
芥川龍之介 「妖婆」
...こうしちゃいられません」「そうだなあ」十二船大工(ふなだいく)の与兵衛は仕事場の中で煙草を喫(の)んでいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お待遠さま」ようやくに裏口の戸をあけて与兵衛の帰って来たのを見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前さんは間の山のお玉さんじゃねえか」与兵衛は今になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...お見外(みそ)れ申したというものだ」与兵衛は...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし相手が与兵衛でなかったならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...与兵衛の扉(と)をあける音で気がつくと...
中里介山 「大菩薩峠」
...この時、町の方からがやがやと噪(さわ)がしい人声、「いや、与兵衛さん、御苦労御苦労、もうここでよろしい」それは仙公を連れて、船大工の与兵衛に送られた長者町の道庵先生でしたから、兵馬も驚いたが、お松の方がいっそう意外な感じがして、直ぐに呼びかけようとしていますと、道庵先生はお松の方には気がつかず、与兵衛に向って、「もうここでよろしいから帰ってくれ給え...
中里介山 「大菩薩峠」
...与兵衛の仕立ててくれた舟で桑名から宮へ向う...
中里介山 「大菩薩峠」
...与兵衛さんがお前を舟で逃がしてくれたのだと思ったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこの売子だ」「両国の与兵衛鮨の売子です」「ほかの二人のほうはどうだ」「大桝屋のお文のほうは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鹿島の家には祖父の与兵衛が坐りなおしていた...
久生十蘭 「西林図」
...五年前まで与兵衛という樵夫がいた...
山本周五郎 「風流太平記」
...生不動与兵衛(いきふどうよへえ)様...
吉川英治 「剣難女難」
...それに胸をふさがれていた生不動与兵衛は...
吉川英治 「剣難女難」
...与兵衛のいる茶の間まで一息に飛び込んで来た...
吉川英治 「剣難女難」
...「与兵衛を討つのはこの機会(とき)だ」と意気込んで密かに江戸を立ち...
吉川英治 「剣難女難」
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