...そうしてその温度をガスに分与するのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...凡そ何に由らず社会に存在して文明に寄与するの成績を挙げ得るは経済的に独立するを得てからである...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...戯作の低位から小説が一足飛びに文明に寄与する重大要素...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...神に人格を附与する一契機がそこにも生じたであろうに...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...国語学の国語教育への寄与する点を明かにせられた...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...却って他の人々が彼を詩人として理解するのを媒介として彼の特色を理解する――個人の自覚されざる歴史的運動に寄与する――ことによってのみ決定せられるのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...かくて力学は一物体が運動によって他物体に分与する処の変化をその対象とする...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...少しも現実的に寄与することを得ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...云わば労働対象にその技術性を付与するのだと云ってもいいのである...
戸坂潤 「科学論」
...と同時に学位を授与する側を見ても...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...全ての蓋然的推論に寄与する仕方を...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...父母たる者が之に財産を分与するは...
福沢諭吉 「新女大学」
...将来の文化に新しいものを寄与する内容があろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...むしろそういうこわい話の流伝に参与するのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そのようないかめしい綽名(あだな)を付与するの機会は生じなかったはずである...
柳田国男 「山の人生」
...人類の享楽に寄与する貨物として用いられ流通用具として取除けられることのない部分の...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...寄与するのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...また日本人の探究心に寄与することのないものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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