...不適当な投資に歯止めをかける責任は、金融機関にある...
...そして一般的な使用のために不適当と思われる難解な科学用語を取り除いて...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...今日のごとくに学問の発達した時代から考えるとすこぶる不適当な名前である...
丘浅次郎 「誤解せられたる生物学」
...生存に不適当のものは亡びて...
丘浅次郎 「人類の将来」
...とにかく物理学的方法を応用する場合の独立変数としては不適当なるものなりしなり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...依ってロッツェの考え方も空間表象の発生を説明するには不適当である...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...しかもそれらを多くの外国人のように不適当に使っていたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の趣味で好きといふには不適当だが...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...まずもっとも不適当な人格(キャラクテール)である...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...さうした道具の扱ひに先天的に不適当な性質を知つてゐたから戯れにもそんな物には手を触れたこともなかつたのです...
牧野信一 「舞踏会余話」
...後者は明かに不適当であることを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その真の人口増加を判断するには極めて不適当な基準であることが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...会田がかつて浅草観音に奉納した算額中に不適当な個所があるから...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...子供の運動には余り不適当なので...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...早川の鮎はその代り鮓に不適当です...
村井弦斎 「食道楽」
...全然不適当に用いられた薬にいたっては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不適当であることが顕著になった...
柳田国男 「山の人生」
...結婚をするにも甚だしく不適当であるという理由に帰する外はありません...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...不適当でもあった事を知って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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