例文・使い方一覧でみる「不身持」の意味
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岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...若き妻は夫の不身持を微塵も仮藉（かしゃく）しなかった...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...練吉のひきつゞく不身持にはたつた一つの取柄があつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...彼の不身持の云ひわけにもなり...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...やはり不身持ちなことだけは認めないわけには行かん...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...メルキオルがまた不身持になってたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのすべては娘のかたづいた先の夫の不身持ちから起こったのだといえばそれまでであるが...
夏目漱石 「手紙」
...恐らくあの醜男（ぶをとこ）で不身持な爲三郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐ろしい不身持で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな不身持にしてしまつて」内儀のお紺は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...總領吉之助不身持のことになると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此娘が他に嫁したる処にて其夫が又もや不身持乱暴狼藉とあれば...
福沢諭吉 「女大学評論」
...酒飮みで同時に不身持な妻に縛りつけられた男に付きものゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「お前のやうな不身持な男には...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...不身持の評判も聞えはするが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...「――わたくしが来て呉れれば兄の不身持も直る...
山本周五郎 「落ち梅記」
...平常の不身持（ふみもち）な事実までが...
吉川英治 「江戸三国志」
...――だが女は男の不身持と...
吉川英治 「無宿人国記」
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