...循環系の不調和は、様々な病気や災害を引き起こすことがあります...
...社に板倉は不調和の感じがした...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...こうした真剣な話に伴うシンミリした気分とに極めて不調和な下司(げす)な女の軽い上調子(うわっちょうし)が虫唾(むしず)が走るほど堪(たま)らなく不愉快だった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...何となく不調和な気がし出した...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...不調和なものは世界に二つとはないといつて...
薄田泣菫 「茶話」
...なんとなくこせ/\した不調和な繼ぎ合せものゝやうに見えた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...文学士と蓄音機との調和不調和などを考える暇(いとま)はないくらい喜んだに相違ない...
寺田寅彦 「蓄音機」
...今はなにか不調和だった...
豊島与志雄 「自由人」
...気持ちも不調和だった...
豊島与志雄 「自由人」
...光線の烈しき日本固有の藍色(らんしょく)の空とは何たる永遠の不調和であろう...
永井荷風 「日和下駄」
...其所(そこ)に手荒で変に不調和なものが露(あら)われているようです...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...自分と家との間に存在する不調和を感じた...
夏目漱石 「明暗」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...妙な不調和と魅力になっているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかにあの麥稈は不調和なるかな! 僕は第一にソーダ水から...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...そこに不調和と狂った拍子とのいかに憎むべきかを学ばせたという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不調和を受け入れることはしなかったであろう...
柳田国男 「雪国の春」
...不自然、不調和、不合理の美以上は能の舞、謡、囃子に定型的な……無意味なものが何故に多いか...
夢野久作 「能とは何か」
...不調和な滑けい感を覚える以前に...
吉川英治 「文化の日」
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健康で文化的な最低限度の生活 掃いて捨てるほど 振り落とし
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