...循環系の不調和は、様々な病気や災害を引き起こすことがあります...
...社に板倉は不調和の感じがした...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...「音楽家が不協和音に敏感な様に探偵は事実の不調和に敏感であることが必要かも知れません...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...その不調和が豚を気違いにしてしまった...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...これも畢竟(ひっきょう)楽器を通して演奏を色づける演奏者の「音色」の不調和によるとも見られないことはない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...不調和な醜悪となるのである...
豊島与志雄 「「自然」」
...不調和な種々の声音もたがいに融(と)け合ってしまっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...妙に不調和な雰囲気を作って人の心を唆かした...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...それらのうちには死と不調和なものがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この大不調和を忍んでいる所が...
夏目漱石 「それから」
...自分と家との間に存在する不調和を感じた...
夏目漱石 「明暗」
...そして不調和でさえある...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...誰の目にも怪しさや不調和さは毛程も感じさせない人柄です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むしろ他の別の原因――たとへば他の詩風との不調和や...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...その不調和を何人(なんぴと)も怪しまない...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...ここでは上等の着物を着るとかへつて不調和で滑稽である...
北條民雄 「続重病室日誌」
...なま若く不調和な高い調子になるので...
室生犀星 「幻影の都市」
...あまりにも不調和な取り合せでございましょう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこに不調和と狂った拍子とのいかに憎むべきかを学ばせたという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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