...上には不揃いに欠け落ちた歯が一列に並んでいる...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...厚さも形も不揃いであった...
梅崎春生 「狂い凧」
...且つ一本ずつ少しばかり端を不揃いにして置いて...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...女にしては高く白い額に左右不揃いな眉(まゆ)が不可思議な魅力をたたえ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...不揃いだと思わないか...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...黄ばんだ不揃いなひとたばの紙が実際あって...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...背丈が(恐らく年齢も)恐ろしく不揃いで...
中島敦 「環礁」
...第一眼鼻立ちの不揃いな魅力は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...文化程度が不揃いであった...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...貞之助の頑固に毛ばだった眉毛を思い出させる不揃いの文字で罵倒しているのであった...
「小祝の一家」
...貴方は私のように不揃いな出来ではなくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...不揃いではあるが甲斐々々しい戦仕度...
三好十郎 「斬られの仙太」
...不揃いではあるが甲斐甲斐しい戦仕度...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...いま靴の音も不揃いにふりあげる喊声……水撒かれた小径...
百田宗治 「夕暮の別荘地に歩み入る兵士達」
...ちょッと往ッて」自分が唐突(だしぬけ)に前後不揃いの言葉で頼んだのを...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...磚(かわら)は古いのと新しいのと不揃いに積み畳まれている...
吉川英治 「三国志」
...馬も悪いし武器も不揃いだった...
吉川英治 「三国志」
...「この不揃いな装備のまま打って出るのは如何(いかが)なもの?」と...
吉川英治 「私本太平記」
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