...科学を悪用する不心得者(ふこころえもの)の末路は...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...こんな不心得者を自分の巣から出したのを耻(は)ぢるやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...三の不心得者以外はこの禁を犯すものなく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...かかる不心得者をだしては...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...臣下の中に一人や二人不心得者がおるとしましても...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...ウポポが本来男子の世界に生まれたものであることを暗示してゐる)ワォーイ ワォイ乾魚の荷六つの荷が此処にあつたのに誰だ盗んだのはワォーイ ワォイ(お祭の夜どさくさまぎれについ其処にあつたものを失敬する不心得者は昔もあつたであらう...
知里真志保 「アイヌ族の俚謡」
...その刹那「不心得者っ...
直木三十五 「南国太平記」
...此の様な不心得者にお言葉を下さるのも勿体ない事で御座います...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...まさか二千両の大金を持出すような不心得者があるはずはなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父は不心得者は放つて置け――と申しますけれども...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――親に無斷で身を隱すやうな不心得者は探す迄もないことぢや」以ての外の機嫌です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...孫三郎のやうな不心得者があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外から覗く不心得者を見張つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「不心得者!」この声と同時にピシリと鉄拳が閃いた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...「不心得者!」この声と同時にピシリと鉄拳(てっけん)が閃(ひらめ)いた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...いまごろやってくるような不心得者は...
久生十蘭 「蝶の絵」
...二心疑わしき不心得者があるため...
吉川英治 「私本太平記」
...「やれ不心得者っ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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